シャーロットタウンの教会

赤毛のアンの舞台プリンスエドワード島の中心地シャーロットタウンの観光スポットをご紹介します。プリンスエドワード島は、約150年前、カナダ建国の会議が行われた場所で、当時の面影を残す街並みはまるで古い時代に迷い込んだかのようです。徒歩圏内に人気スポットが集まる街にはアンゆかりの場所もたくさんあり見どころ満載です!


プリンスエドワード島の教会

シャーロットタウンの教会
セント・ダンスタンス・バシリカ教会

シャーロットタウンにある教会『セント・ダンスタンス・バシリカ大聖堂(St. Dunstan’s Basilica)』は1919年に建てられた総石造りの歴史的建造物。ゴシック様式の荘厳な建物はプリンスエドワード島で一番高く、シャーロットタウン(Charlottetown)のシンボルとなっています。

プリンスエドワード島最大の教会『セント・ダンスタンス・バシリカ大聖堂』は迫力満点!二本の尖塔は遠くからでもよく見えるので、迷った時の目印になります。

セント・ダンスタンス・バシリカ大聖堂の入場料は無料、観光客も自由に拝観することができます。ただし午後5時には閉まってしまうので、聖堂内を見学したい方はご注意ください。教会内にはパイプオルガンやステンドグラス、ピエタ像などがあり、美しい装飾と神聖な雰囲気に包まれながら心穏やかなひとときを過ごすことができます。

シャーロットタウンは、1864年にプロビンスハウスで建国議会が開かれたことから、カナダ連邦発祥の地とも言われています。セント・ダンスタンズ・バシリカ大聖堂があるグレート・ジョージ・ストリートには、ホテル「ザ・グレートジョージ」やブロピンスハウス(州議事堂)など歴史的建造物がたくさんあります。

プロビンス・ハウス

プロビンス・ハウスはカナダ連邦誕生の場所。1864年にイギリス領植民地から33名が参加し、連邦結成の会議が開催されました。古く美しい建物の前には、建国に貢献した兵士の像があります。連邦結成の会議が行われた「連邦誕生の間」は必見です。

さるカナダの首相が遊説旅行のコースのなかにプリンスエドワード島を加えたことが、グリーンゲイブルズの少女アン・シャーリーの運命にたいした、いや、何ら関係をおよぼすはずはないと思えるだろう。ところが、そうではなかったのだ。

『赤毛のアン』(モンゴメリ著 村岡花子訳/新潮文庫)

セント・ダンスタンス・バシリカ大聖堂

名称:St. Dunstan’s Basilica
住所:65 Great George Street Charlottetown
公式サイト http://www.gov.pe.ca/hpo/app.php?nav=details&p=5952

グレート・ジョージ・ストリート

グレート・ジョージ・ストリート

シャーロットタウンには「建国の父」と呼ばれている政治家たちゆかりの場所がたくさんあります。グレート・ジョージ・ストリートは、カナダ連邦発祥の地として最も重要なエリアで、1864年に開催された建国会議当時の建物が並んでいます。まるでアンの時代にタイムスリップしたかのようです。19世紀の歴史ある建造物がそのまま残るシャーロットタウンは、まるでアンの時代にタイムスリップしたかのようです。

「建国の父」は、のちの初代カナダ首相、ジョン・A・マクドナルドのほか、ジョージ・コールズ、ジョン・ハミルトン・グレイ、エドワード・パーマー、アンドリュー・アーチボルド・マクドナルド、ウィリアム・ヘンリー・ポープの5人です。

建国の父のベンチ

シャーロットタウンのベンチに座っているのは「建国の父」初代カナダ首相のジョン・A・マクドナルド。今でも「サー・ジョン」と呼ばれており、カナダ史上で最も有名な首相なのだそうです。

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「ひと休みしていきなさい」と話しかけられているような親しげな雰囲気に、誰もが足を止めずにはいられません。「アン・オブ・グリーンゲイブルズ・ストア」の目の前にある建国の父のベンチは、人気の撮影スポットとなっています。

小説「赤毛のアン」にも、マクドナルド首相がプリンスエドワード島へ遊説に来る話が描かれています。マリラの毒舌が愉快ですね。

「あら、総理大臣を見ていらしった」すぐさまアンはきいた。「どんな顔の人?マリラ」「そうさね。顔からいったらとても総理大臣になれる人じゃないね。あのまあ鼻といったら。けれど話は上手だね」

『赤毛のアン』(モンゴメリ著 村岡花子訳/新潮文庫)

ビクトリア・ロウ

シャーロットタウン
プリンスエドワード島のシャーロットタウン

ビクトリアロウ (Victoria Row)は19世紀の面影を残すお洒落なエリアで、グラフトン・ストリートの裏側のリッチモンドストリートにあります。レストランやバー、ギフトショップなどがたくさん並んでいます。赤毛のアンゆかりのショップやお土産もたくさんあります。

特におすすめなのが、赤毛のアンオフィシャルグッズ専門店「アン・オブ・グリーンゲイブルズ・ストアThe Anne of Green Gables Stor)」と、アンの後ろ姿が目印のオリジナルチョコレート店Anne’s Chocolateです。

「アン・オブ・グリーンゲイブルズ・ストア」にはアンをモチーフにした可愛いお土産がたくさん揃っています。アンズショップ内では、チョコレートを手作りしている様子を見学することもできます。「PEIチップス」は、プリンスエドワード島産のポテトチップスにチョコレートをかけたもので、「アンズ・チョコレート」の人気商品です。

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コンフェデレーションセンター

コンフェデレーションセンター(Confederation Centre of The Arts)はプロビンス・ハウスの隣にある美術館で、1964年に建国会議100周年記念として建てられました。劇場のほか、レストランやギフトショップなどが入る複合施設で、グラフトンストリートとクイーンストリートの角にあるコンフェデレーションセンターあたりはシャーロットタウンの中心です。

毎年夏になると、コンフェデレーションセンターで赤毛のアンのミュージカル(ANNE GREEN GABLES MUSICAL)が上演されます。夏期以外のオフシーズンに赤毛のアンのミュージカルを観たい方は、コンフェデレーションセンター正面にある小劇場「ギルド」がおすすめです。

「ギルド」では「赤毛のアン」のその後を描いたミュージカル『アンとギルバード』が上演されています。アンが大人になってからの物語なので、「アンの青春」や「アンの愛情」を読んでおくと、さらに楽しめると思います。

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シャーロットタウン市庁舎

クイーンストリート(Queen Street)には、シャーロットタウン市庁舎(Charlottetown City Hall)があります。1888年に建築された赤レンガの重厚な建物はシャーロットタウンの市役所で、カナダ国定史跡に指定されています。

ピークスワーフ

ピークスワーフ
シャーロットタウンのピークスワーフ


ピークスワーフ(Peak’s Wharf)は、シャーロットタウンの中心地から徒歩約15分のところにあり、海沿いの遊歩道には数字(年号)の大きなオブジェは見どころの1つです。その先にはギフトショップやレストランもあります。夏季限定でカナダで一番美味しいアイスクリーム屋さん「COWS」も臨時出店するそうですよ。

最後に

プリンスエドワード島の中心地シャーロットタウンにはセント・ダンスタンス・バジリカ教会、プロビンス・ハウス、シャーロットタウン市庁舎など見どころ満載。赤毛のアンのミュージカルが開催されるコンフェデレーションセンターや小劇場ギルド、アンのお土産ショップなど人気の観光スポットがたくさん集まっているので旅の拠点に最適です。

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