シャーロットタウンのネズミ

NHK『アンという名の少女』のペットのネズミのエピソードにはびっくり!そう言えば、小説「赤毛のアン」のプディングソースの中に二十日ねずみが死んでいたというエピソードも強烈でした。アンとなにかと縁のある(!?)ネズミですが、アンゆかりの街シャーロットタウンにもあちらこちらにネズミがいます。今回はアンとネズミのエピソードを交えながら、カナダ発祥の地シャーロットタウンをご紹介します。

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赤毛のアンとペットのネズミ

NHK『アンという名の少女』は原作とはかけ離れたエピソードが多いのですが、ペットのネズミ(!)には驚きました。フィリップ先生とプリシー・アンドリューズの仲を見抜き、アンがダイアナに、あれは子どもを作っているのだと話す場面です。

「男の人はズボンの前ポケットにペットのネズミを隠していて、そのネズミに触るたびに子どもが生まれる。以前にアンが引き取られていた家のハモンド夫人は、夫のネズミに触るたびに双子が生まれた。フィリップス先生もよ。」と。

無邪気なおしゃべりはたちまち村中に広がり、アンは子どもたちに悪影響を及ぼす存在だと抗議されてしまいます。でも、マシューは「まだ知らなくてもいいことを知らされる環境にいたアンが可哀そうだ」とかばいます。

マリラはアンに怒りを覚えつつもプリシーの母親に謝りに行き、毅然とした態度でこう言うのです。「あの子の発言を非難するのはかまいません。でも、あの子の見聞きしたことに、本人の責任はないのです」と。

グリーンゲイブルズに来るまで悲惨な生活を強いられていたアン。子だくさんの家族の下で子守として働いた経験から生まれた誤解だったのでしょう。マシューとマリラに出会ったことで人生が一変したアンの幸福が際立つエピソードですね。

赤毛のアンとプディングソース

小説「赤毛のアン」に登場するネズミのエピソードも忘れられません。アンがプディングソースの蓋のカバーをしなかったせいで、ねずみがプディングソースの中でネズミが死んでいたのを知らずに、マリラがそのプディングソースをチェスター・ロス夫妻に出そうとしたのです。アンがマリラに言い忘れていたのであやうい事態に!

「あたし、すっかり思い出したもんで、いきなりたちあがって大声で言ったの。『マリラ、そのプティングソースはつかえません。ねずみがおぼれていたの。さっき言うのを忘れていたんです』って。ああ、ダイアナ、たとえあたし、百まで生きたって、あのおそろしい瞬間は忘れないわ。」

『赤毛のアン』モンゴメリ著 村岡花子訳(新潮文庫)

ねずみのプティングソース事件は、小説「赤毛のアン」第16章『ティー・パーティーの悲劇』に出てきますが、いかにもモンゴメリらしいユーモアあふれるエピソードです。

アンゆかりの街シャーロットタウンは今もなお19世紀の街並みを残す人気の観光スポットで、赤いレンガの市庁舎やセント・ダンスタンズ・バシリカ大聖堂など見どころもたくさんあります。そして、街のあちらこちらでネズミのブロンズ像を見かけます。さて、この可愛いネズミたちの正体は・・・?

シャーロットタウンの可愛いネズミ

シャーロットタウンのネズミ

シャーロットタウンは絵本の世界に迷い込んだような素敵な街。可愛い観光スポットも多く、あちらこちらで可愛いネズミのブロンズ像を見かけます。実はこれ「Eckhart Scavenger Hunt」というアトラクションで、全部で9か所あるネズミの像(ブロンズマウス)を探しながら歩くと、シャーロットタウンの歴史を学べる仕掛けになっているのです。可愛いネズミは、絵本みたいな街並みのシャーロットタウンのガイド役にぴったりです。

好奇心旺盛なネズミは全部で9匹。手がかりに従って「隠れ場所」にあるブロンズ像を探しましょう。全部見つけたら幸せになれるかも!?残念ながら、今回は時間がなくて全部は回れませんでしたが、もう一度ゆっくり街めぐりしたいなあと夢見ています。

絵本の主人公 ネズミのEckhart

シャーロットタウンで出会える可愛いネズミの名前はEckhart(エッカート )。プリンスエドワード島の作家さんDavid Weale(デイビット・ウィール)の絵本『The True Meaning of Crumbfest』の主人公なのだそうです。

プリンスエドワード島が舞台になっているという『The True Meaning of Crumbfest』。絵本を読んだ後に街歩きすれば、さらに楽しめそうですね。

The True Meaning of Crumbfest

キツネのスカベンジャーハント

シャーロットタウンのネズミ

シャーロットタウンには、キツネのストーリーボード「EckhartinCharlottetown」という街歩きしながら謎解きゲームが楽しめる観光スポットもあります。スカベンジャーハントというフィールドゲームは、子どもから大人まで楽しめそうです。

シャーロットタウンのネズミ

絵本みたいなストーリーボード「EckhartinCharlottetown」は全部で9つ。リンゴという名前の子ギツネとその家族の物語が描かれたストーリー仕立てのイラストマップで、それぞれのボードに書かれている地図や道順を見ながら街歩きを楽しむことができます。

可愛い地図も用意されているので、あらかじめダウンロードしておけば、シャーロットタウン散策がさらに盛り上がること請け合いです。

https://www.downtowncharlottetown.com/foxstorywalk

最後に

赤毛のアンとネズミにまつわるエピソード、いかがでしたか?NHK『アンという名の少女』のペットのネズミや、小説「赤毛のアン」のプディング・ソース騒動などを思い出すと、絵本のように可愛いシャーロットタウンの街歩きがますます楽しくなること請け合いです。

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