
【プリンスエドワード島旅行記】「赤毛のアンツアー」で物語の舞台を訪れました。アンゆかりの観光スポットはグリーンゲイブルズ、恋人の小径、お化けの森、キャベンディッシュ郵便局、合同教会、モンゴメリの墓地、グリーンゲイブルス博物館、プリンスエドワード島国立公園、フレンチリバー、ケンジントン駅などです。今回は見どころ満載の島内周遊ツアーの魅力をお伝えします。
プリンスエドワード島旅行 赤毛のアンの舞台へ

プリンスエドワード島旅行で赤毛のアンツアーに参加しました。アンゆかりの観光スポット「グリーンゲイブルズ」をはじめ、恋人の小径、お化けの森、キャベンディッシュ郵便局、合同教会、モンゴメリの墓地、グリーンゲイブルス博物館、プリンスエドワード島国立公園、フレンチリバー、ケンジントン駅などを見学しました。
送迎サービス付きのツアーには途中でプリンスエドワード島名産のロブスターをいただくランチタイムもあります。また、ツアー終了後には赤毛のアンとグリーンゲイブルズの写真付き「グリーンゲイブルス訪問証明書」がいただけます。
専用車で島内を回る赤毛のアンツアーは日本人スタッフの方がガイドしてくださるので安心。行く先々の観光スポットの見どころも丁寧に解説して下さるので旅の知識も深まります。赤毛のアンの舞台を訪ねる旅は単なる観光旅行とはひと味もふた味も違う特別な体験になりました。

今回参加した赤毛のアンツアーは、PEIセレクトツアーズ「赤毛のアン1日観光ツアー」です。専用車で島内に点在するアンゆかりの場所を回るのでとても快適でした。案内してくださったのは日本人スタッフのガイドさんと地元カナダ人の運転手さん。島内を知り尽くしていらっしゃるお二人のおかげで充実した旅となりました。

赤毛のアンツアーの見どころ
プリンスエドワード島をめぐる赤毛のアンツアーは見どころ満載!アンゆかりの観光スポットは物語の世界そのものです。
【赤毛のアンツアーの観光スポット】
プリンスエドワード島国立公園
モンゴメリのお墓
キャベンディッシュ合同教会
グリーンゲイブルズ郵便局
赤毛のアンの家 グリーンゲイブルズハウス
恋人の小径とお化けの森
フレンチリバー
モンゴメリの生家
グリーンゲイブルズ博物館
ケンジントン駅跡
プリンスエドワード島国立公園

プリンスエドワード島国立公園は、赤土と海のコントラストが印象的な絶好の撮影スポットです。私たちは5月中旬に訪れたのですが、吹きさらしの風が強くとても寒かったです。


プリンス エドワード島国立公園 Prince Edward Island National Park
住所:2 Palmers Lane Charlottetown, Prince Edward Island C1A 5V8
モンゴメリのお墓

モンゴメリのお墓は、グリーンゲイブルズとモンゴメリ住居跡の間に位置するキャベンディッシュ共同墓地にあります。

モンゴメリと夫ユーアン・マクドナルド、23歳で他界した母、育ててくれたマクニールの祖父母、グリーンゲイブルズに住んでいた兄妹、マートルウェブのお墓があります。

モンゴメリの墓石には 「 with wife of EWAN MACDNALD」と彫られています。EWEN ではなく EWAN! 終りにeのつく綴りにこだわったANNEを彷彿とさせます。
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モンゴメリーのお墓 (Montgomery’s Grave)
住所: Cavendish Road, Lot23, Cavendish
アクセス:シャーロットタウンから車で約40分 グリーンゲイブルズハウスから車で約3分
キャベンディッシュ合同教会

キャベンディッシュ合同教会は、モンゴメリが日曜学校の教師をしていたという小さな教会です。夫ユーアン・マクドナルドが新任の牧師の時、二人はここで知り合います。マクドナルドは神学を学ぶためにスコットランドのグラスゴーに留学しますが、その前の1906年に二人は婚約しました。

教会の内部にはモンゴメリが弾いたオルガンが当時のまま残されているそうですが、残念ながら一般公開はされていません。

キャベンディッシュ教会の隣りには、グリーンゲイブルズ郵便局があります。上の画像の右側にある建物がグリーンゲイブルズ郵便局です。
キャベンディッシュ教会 (Cavendish Church)
住所:8537 Cavendish RD, RR#2, Hunter River, C0A 1N0
TEL:(902)963-3505
アクセス:グリーンゲイブルズハウスから車で約5分
公式サイト: http://cavendishbreadalbaneunitedchurchpastoralcharge.com/
グリーンゲイブルズ郵便局

グリーンゲイブルズ郵便局は、モンゴメリーの祖父母がが働いていた郵便局を再現した建物で、当時はモンゴメリも仕事を手伝っており、一人で郵便業務を行っていたそうです。

グリーンゲイブルズ郵便局のオープン期間は 5月中旬 ~ 10月中旬で、それ以外は外観のみの見学です。私たちが訪れた時もまだ開いていなかったので、窓から中を覗いてみると、アンの帽子がちょこんと飾られていました。

郵便局の窓口で手紙を出すと、記念にグリーンゲイブルズの消印を押してもらえると聞いていたので、出せなくて残念・・・と思っていましたが、セレクトツアーズのスタッフの方が預かって下さり、のちに日本に送っていただくことができました。現地ツアーならではの心遣いは本当に有難いです。

アンの消印付きのプリンスエドワード島から届いた絵葉書。 三つ編みのアンのスタンプは、旅のよい思い出になりました。
グリーン・ゲイブルズ郵便局 Green Gables Post Office
住所: Intersection Rt.6 & Rt.13 East, Cavendish, Pei, Canada
TEL: (902)963-2660
営業時間: 9~17時(土曜~12時、日曜13時~)
定休日: 10月中旬~5月中旬
料金:無料
アクセス:シャーロットタウンから車で約40分 グリーンゲイブルズからは徒歩圏内
赤毛のアンの家 グリーンゲイブルズハウス

グリーンゲイブルズ(緑の切り妻屋根)は、プリンス・エドワード島で真っ先に訪れたい場所。赤毛のアンの家のモデルとなったこの家には、実際にモンゴメリの母方のいとこデイビッド・マクニールとマーガレットの兄妹と、その養女のマートルが住んでいたそうです。
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プリンスエドワード島旅行記 赤毛のアンの家 グリーンゲイブルズを訪ねて
恋人の小径とお化けの森
グリーンゲイブルズ周辺には、『恋人の小径』や『お化けの森』があります。

恋人の小径はとても静かな場所で、耳をすますと、小川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえます。静寂の中、コツコツ、コツコツと鳴り響く音が聞こえたので、あたりを見回すと、木をつつくキツツキを発見!初めて見る可愛い姿に感動しました。

お化けの森は、恋人の小径に比べるとちょっと寂しい雰囲気。アンが怖がって歩けなかったというエピソードにもうなづけます。物語に描かれた風景を思い出しながら散策するのは、アン冥利に尽きるひとときです。

グリーンゲイブルズのアンの家に入る時、小さいシール(直径約2.5㎝)を渡されます。このシールがあれば、何度でも出入り自由!『恋人の小径』を散策した後に、もう一度アンの家をじっくりと見学することもできます。

グリーンゲイブルズのエリアには、アン・グッズなどお土産選びに最適なお店もあります。私たちが訪れた時、ショップ周辺は工事中でしたが、お店の中は何も問題なく、ゆっくり買い物を楽しむことができました。もうすぐ完成する予定とのことなので、これからいらっしゃる方は楽しみですね。
グリーン・ゲイブルズ Green Gables
住所: 8619 Cavendish Rd, Cavendish, PE C0A 1M0 カナダ
TEL :(902)963-7874
営業時間: 9~17時
定休日: 夏期以外は日曜、月曜 12月上旬~4月中旬
料金:大人 $3.90~ $7.80(時間、料金ともに季節により変更)
アクセス:シャーロットタウンから車で約40分
公式サイト: https://www.pc.gc.ca/en/lhn-nhs/pe/greengables
フレンチリバー

フレンチリバーは可愛い家が立ち並ぶ観光スポットで、写真撮影に絶好の場所です。プリンスエドワード島の写真集で見た美しい風景がそのままが広がっており、6月中旬から下旬には一面にルピナスが咲くそうです。

フレンチ リバー French River
住所:French River, PE C0A 1M0
公式サイト :http://www.gov.pe.ca/placefinder/index.php3?city=French+River
モンゴメリの生家

モンゴメリの生家はフレンチリバーのほど近く、 キャベンディッシュから12キロほど離れたクリフトン(現在はニュー・ロンドン)にあります。モンゴメリは、1874年11月30日にこの家で生まれましたが、 母親を亡くし祖父母に引き取られたため、
ここで過ごしたのはわずか2年ほどだったそうです。

現在、モンゴメリの生家は博物館になっていますが、オープンは 5月下旬 ~ 10月中旬のみです。私たちが訪れたのは5月の中旬なので、まだ開館していませんでした。残念!
モンゴメリの生家 Lucy Maud Montgomery Birthplace
住所:6461 Intersection of Route 6 & Route 20, New London, PE
TEL :(902)8862099
営業時間: 9~17時(7・8月は~18時)
定休日: 10月中旬~5月下旬
料金:大人 $ 4.00、18歳未満 $0.5
アクセス:シャーロットタウンから車で約50分
公式サイト: http://www.lmmontgomerybirthplace.ca/
グリーンゲイブルズ博物館

グリーンゲイブルズ博物館には、モンゴメリや家族の写真をはじめ、 モンゴメリが演奏したオルガン、モンゴメリが縫ったクレイジーキルトなど貴重な品々が展示されています。

グリーンゲイブルズ博物館 は『パットお嬢さん』に登場する銀の森屋敷のモデルになった建物でもあり、近くにはアンが名づけたあの『輝く湖水』もありますよ。
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プリンスエドワード島観光旅行 グリーンゲイブルズ博物館と輝く湖水
グリーンゲイブルズ・ミュージアム Anne of Green Gables Museum
住所:4542 ROUTE 20, PARK CORNER, P.E.I. CANADA
TEL :(902)886-2884
営業時間: 11~16時(5・10月)、10~16時(6・9月)、9~17時(7・8月)
定休日: 10月下旬~5月下旬(冬期は予約のみ)
料金:大人 $ 5.00、子ども $1.0
アクセス:シャーロットタウンから車で約1時間 グリーンゲイブルズハウスから車で約20分
公式サイト: https://www.annemuseum.com/
ケンジントン駅跡

ケンジントン駅跡は、初めてアンがプリンスエドワード島を訪れ、マシュウが迎えにくるのを待っていたブライトリバー駅の面影が残る場所です。ブライトリバー駅 のモデルと言われるハンターリバー駅は、個人宅に移築され一般公開されていないそうです。
映画『赤毛のアン』( ミーガン・フォローズ 主演)が撮影された駅舎は、ケンジントン駅ではなく、エルマイラ駅(キングス地区)だそうです。少し遠いですが、時間があれば駅めぐりも楽しそうですね。
ケンジントン駅跡 Kensington Station
住所:Kensington Downtown,Pei, Canada
アクセス:グリーンゲイブルズハウスから車で約25分
カナダで一番小さい州とはいえ、島内に点在する観光名所を1日で見学するのは大変なのです。でも、人気観光スポットを網羅したツアーなら行きたい場所を効率よく回ることができます。また、ツアー当日は専用車がホテルまで送り迎えしてくださるので移動も楽々。現地ツアーは本当におすすめです。
PEIセレクトツアーズ

赤毛のアンツアーでお世話になったPEIセレクトツアーズさんのオフィスはデルタ・プリンスエドワードホテル内にあります。現地情報に詳しいガイドさんは空港送迎やミュージカルチケットの手配など様々な相談に乗ってくださる心強い存在でした。またプリンスエドワード島を旅する機会があれば、ぜひお世話になりたいと思っています。
さいごに
プリンスエドワード島にはアンゆかりの観光スポットがいっぱいでした。モンゴメリが暮らした土地に降り立ち、空気や匂いを感じ取る時、赤毛のアンの世界が目の前で立ち上がってくるような感動がありました。カナダ旅行に行く際には、ぜひ赤毛のアンツアーをプランに取り込んでみてはいかがでしょうか。
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